2007年11月15日

品川女子学院中等部 夜の学校説明会 11/12(火)

品川女子学院中等部 夜の学校説明会 【11月13日(火)】
19:15〜20:40

会場は、品川イーストワンタワー21階大会議室(品川駅東口から徒歩1分)。
参加人数は約100名(父親率80%ぐらいでした)

受付にて「学校説明会資料」「学校案内」「入試ハンドブック」など資料一式を無料配布
07年度までの過去問題集(声の教育社発行)を販売。

1.品川女子学院のミッション/校長)漆紫穂子先生より(19:15〜19:40)
品川女子学院の教育目標と大切にしている姿勢の話がされました。

【教育目標】
教育目標は開設した年の大正14年以来、終始一貫して「社会で活躍できる女性を育てる」ということでした。

具体的な教育の施策として4つの教育プログラムを紹介していました。
1)28才になったとき、社会で活躍している女性を育てるために
企業とのコミュニケーションの賜物の「28Project」
(詳細は以下〔2.28Projectの実践報告〕にて紹介します)と、
2)グローバルな視点を身につけるために必要と考える「地域を知る活動」(品川の歴史を探索するなど)、
3)田植えや着付けなどの和服文化に触れ、日本の良き伝統を通じて「日本を知る活動」、
4)ニュージーランドへの修学旅行や受け入れている長期留学生とのコミュニケーションを通じての
「語学、海外体験」を挙げていました。

【大切にしている姿勢】
「オープン」「スピード」「能動的」「あれもこれも」の4つのキーワードを挙げていました。

1)「オープン」・・・品川女子学院ではHPでの校長日記、財務諸表を公開しています。
オープンな校風なので、校則もHPで紹介しておりますが、それを理解してから入学してほしいとのことです。
2)「スピード」・・・年度中でも生徒に良いと思ったことはすぐ実行に移すとのことです。常に新しいことに挑戦します。
3)「能動的」・・・28才になったときに品川女子学院の先生がいなくても、自立できる女性を育てたく、
能動的でタフな女性に育つように教育をします。
4)「あれもこれも」・・・品川女子学院は「きつ楽しい」学校とのことです。
生徒会活動、クラブ、勉強と全てのことに生徒が能動的に参加していただく、忙しい学校というわけです。

以上のことを理解した上で、品川女子学院を受験していただけるとありがたいということでした。


2.28Projectの実践報告/1学年主任 神谷 岳先生(19:40〜19:55)

「2/34+α」。1週間の授業時間数が34時限×50分+αで、この分子の2時間が「28Project」と行事の時間とのことです。
週に1回、1年間を通して、例えば、アスクルの広報や常盤薬品の法務などの企業の方々と接し、コミュニケーションを図り、「大人のモデル」と接することを体感します。
例えば、企業の広報の方たちとの対話では「商品開発・広報」をテーマに進め、社長プレゼン、社員研修に品川女子学院の生徒が招かれ、プレゼンを行うという経験まで積めるということもありました。
28才になったときになりたい、いたい自分を探すためのプロジェクトで、様々な大人と接することを通じて、生徒自身が能動的に感じ取って、勉強や進学などへのモチベーションを高めるためのプロジェクトであると感じました。

3.進学報告と英語教育/進路進学指導部長 遠山裕美子先生(19:55〜20:10)

【進学報告】
07年度の大学合格実績は「28Project」を体感してきた1期生で昨年度と比較して大学現役進学率は92%(07年度は77%)と15%上昇しました。
国公立、早慶上智、MARCHGの大学合格実績も目まぐるしく上昇しました。
詳細はこちらにてご確認ください。

【英語教育】
主要5教科につきましては各学年毎に学習目標、教科目標、使用教材を明確にしたシラバスを用いています。
特に英語教育には力を入れていて、中学1年生では、平日は毎日、1時間程度を目安に英語の家庭学習(宿題)が設定されます。
親御さんにも協力してもらい、家庭学習の記録の提出も毎週義務付けているそうです。
英語のみならず、中等部ではこのように家庭での予習復習の習慣や年5回の定期試験、年3回の外部模擬試験を行い、課題や得意分野を早期に見つけ、その課題を解決、もしくは更に伸ばすことができる環境が将来への夢に向かうための土台作りとなります。
早慶上智や国公立の理工系学部への合格実績が飛躍的に伸びたのも品川女子学院の(英語)教育の賜物でしょう。


4.授業の様子のビデオ(20:10〜20:15)

5.入試について/広報部長 平川 悟先生より(20:15〜20:25)

昨年度との入試の変更点のポイントは、全日程で「4教科」入試のみとなったことです。
また、配点が国語100点、算数100点、社会60点、理科60点と国語、算数の配点の割合が大きくなります。
4教科とも昨年度の入試問題の解答の解説があり、記述式の問題では、キーワードを拾い、
加点することを実例に基づき、解説をしていました。


【おまけ】
08年度以降の新入生からは、夏服を新しくするそうです。制服の変更の経緯は校長日記にも綴られています。
受験生に制服でも人気の学校ですが、シャツの指定が地球温暖化折、エコでキュートな青系ポロシャツタイプに替わるそうです。


6.ビデオ(20:25〜20:40)
最後に07年3月の卒業生の「扉の向こうに」という題目のビデオ上映がありました。



(感想)
品川女子学院の「28Project」で、生徒たちが「28才になったときにどんな女性になりたいか」を中学高校時代に考え、
その女性像に近づくためのモチベーションを保ち、また高め、その結果として大学合格実績の好結果に結びついているということなんだなと感じました。
校長からのミッションのお話では軽快で学校の透明さがよく分かり、参加者の父親には特に心に響いたのではないかと思います。


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2007年11月14日

本郷中学校 説明会 2007/11/10(土)

本郷中学校 説明会 2007/11/10(土)

受付にて「説明会資料」と「学校案内」など資料一式を無料配布。

体育館にて08年度の募集要項一式(願書)と過去2年分の問題集は頒布。

*上履きを持参。


1.挨拶/学校長 高橋 雄先生より

(14:00〜14:20)

本郷が大切にしている教育の3つの柱、一.基本的生活習慣 二.自学自習 三.文武両道についてお話がありました。

一.基本的生活習慣につきましては、校長先生も生徒自身の成長を肌身に感じられるようにと、自ら理科の授業の教壇に立ち、あいさつ(おはよう、さようなら、ありがとうなど)を実践しているそうです。

二.自学自習につきましては、中学生の間に計画性をもった勉強習慣を身につけられるように教員が手助けし、将来にわたる視野の広い考え方や計画立案力を高めるための基礎を固める指導をしているとのことです。一例としまして「朝読書」の話があります。(詳細は4.教頭先生の話でご確認ください)

三.文武両道につきましては、文=勉強、武=身体作りを意味していて、決して運動部への参加を強制していなく、本郷の学園生活・行事に参加することだけでも身体作りができるということをおっしゃっていました。


2.学校生活について/中学2年生 生徒代表2名より

(14:20〜14:35)

2大行事が本郷祭と体育祭で、特に生徒が企画・運営を行う自主自律(自学自習)の精神が発揮される本郷祭の話が印象的でした。07年度の本郷祭のテーマは「どげんかせんといかん」でした。本郷OBで、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者である漫画家 秋本 治さんが本郷祭のために特別にパンフレットの制作に関わってくれたそうです。また、都内有数の強豪校のラグビー部、サッカー部では他校を招待し、エキシビジョンマッチが行われたそうです。普段の学校生活の話では、早弁(早い持間の弁当)はクラスの1/6(約7名)がしているということを暴露すると会場に笑いの声が溢れました。本郷での学校生活の楽しさや生徒の実直さが伝わるスピーチでした。


3.学校紹介ビデオ

(14:35〜14:50)


4.現況説明/中学教頭 北原福二先生より

(14:50〜15:15)

自学自習の例として、毎日の「朝読書」の話がありました。8:20〜8:30の10分間がその時間で、毎日の積み重ねの大切さと自学自習の習慣もここで養うそうです。この時間は自由に本を読ませたり、学年毎に推薦図書を掲げたりもするそうです。最近では中学3年生に「トムソーヤの冒険」を英語で音読させる試みもありました。総合学習の職業調べをクラス全員の前でプレゼンテーションし、他人の意見を聞く機会を設けたこともあります。朝読書の時間ではこの他にも様々な試みをしていて、黙読や音読などもテーマとしても掲げ、本の読み方によって、自分でその本に対する感じ方の違いを体感してもらうこともしているそうです。


5.入試説明/入試広報部長 宮沢正喜先生より

(15:15〜15:30)

中学入試当日、保護者控室である体育館にて国語・算数の試験後に「国語・算数」模範解答のプリントを配布し、社会・理科の試験後、同様に模範解答のプリント配布するそうです。また、試験当日に合格発表をし、不合格者のみ、各教科の点数を発表します。(要受験票確認)全ての入試において、出願締め切り日も、その前日に設定しており、中学受験家族(顧客)主義に徹しています。


(感想)

巣鴨駅から3分と好立地に加え、巣鴨門を入るとすぐに広いグランドが見えます。自然とボールを蹴りたくなる衝動に駆り立てられます。また、生徒のあいさつ「こんにちは」が徹底されていて、確かに基本的生活習慣が身についていて、気持ち良い生徒が多いなと感じました。また、入試につきましては、情報公開を徹底し、不合格者に対して受験票を確認の上、各教科の点数を教えるという姿勢はとても実直で顧客主義的な学校であるという印象を与えました。

(編集員N)


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慶應義塾中等部 2007/11/10(土)

慶應義塾中等部 〜2007/11/10(土)
■学校説明会(11:00〜12:00) 大学三田西校舎にて

中等部を良く知ってもらうための説明会であると、前置きがありました。
学校説明会資料の表紙は生徒に募集した中より選ばれた絵を使用しており、学校と生徒が一緒になって作った資料とのこと。


▼斎藤部長先生(校長職)(慶應義塾大学文学部哲学科)のお話(概要)

  「挨拶は人と人との関わりの中で基本となる。
   中等部では挨拶を大切にしている。」

《慶應義塾の概要》
  福澤諭吉先生・・・日本の近代化(日本が世界に向けて羽ばたいていく動き)に貢献した人物

  江戸時代の最後の頃に生まれ、時代の転換期(江戸幕府が倒れ明治政府が始まる)に活躍した
  1858年(安政年間)築地に福澤学塾として創設される。(来年度150周年)日本の近代化には、これからの日本をしょって行く若い人たちに近代化を根付かせる必要があると考え、学校教育に力を入れていくようになる
  1868年(慶應4年)芝新銭座に移り、慶応義塾となる(9月からは明治元年となる)
  1871年(明治4年)現在の三田に移る。
    
   ★慶應義塾とは・・・?
   慶應・・安政から明治の間の激動の時代。
     義塾・・イギリスのパブリックスクールの訳語
          
イギリスでのパブリックスクールとは、ある教育理念に賛同
した人がお金を出し合って作る学校のこと

※現在・・・小学校1校、中学校3校、高等学校4校、大学、大学院

《中等部の教育理念》
   中等部は1947年開校で、理念は、校歌“中等部の歌”の歌詞
に集約されている。
 
中等部の歌(1948年)  作詞 折口信夫   作曲 芥川也寸志

1.“若かきは清くあれ”
  とらわれない素直な澄んだ目で物事を見る子供であってほしい
2.“若きはほがらなれ”
  何事にも前向きに積極的に取り組んで包容力
 (いろいろな事を受け入れる懐の広い人)が豊かな人であって
ほしい
3.“若きはほこりあれ”
  いつどこで誰が見ても恥ずかしくない行動の取れる人。
  自分で考え自分の行動に責任を持てる人。
自分に誇りを持ってほしい
4.“若きは豊かなれ”
  勉強、スポーツ、芸術文化などの活動で豊かな素養を身に付けた
  教養のある人間に育ってほしい
   
    ⇒この四つの歌詞の根本には自由という理念がある
     自由こそ人間の根本である。
    自由とは、3年間の生活を通して、教員と生徒達が
考えることの中で、身に付けていく。
     自分がやりたいこと、欲していることが何なのかを
     自分自身の中で見出していく。
     発見して実現していく努力をしなければ成り立たない
     ものである。


▼山崎主事先生(教頭職)のお話
 学校説明会資料に沿ってのお話でした。

●学校生活
 自分で考え、判断し、行動しその結果に責任を負える人になる
     ⇒独立自尊の精神(自由の中に規律を求める)
 自由の中に規律を求める。中等部3年間で先生、生徒の中で
 社会生活的規律を学び自由を考える
   
 中等部は楽しく明るい学校である。
 明るいとは、明るい人間関係を築くことを目標にしている学校

●教育課程
 受験を目指したり、他人との競争をする学校ではない。
 自分で自分の目標を決めてそれに向かって努力する。
  ⇒学科においても偏らない知識をえて、幅広い経験をする。
   自分で可能性を見つけそれを実現するための経験

●給食、食堂は無し。
●学校行事・・・『みんなでやろう』がモットー
 
※ビデオによる学校生活の紹介もありました。


《入試案内》
 募集人員:男子 120〜130名
      (幼稚舎からの進学者数によって変動)
      女子 来年度から幼稚舎からの進学者数が増えるが
募集人員に変わりは無い

 出願期間:1月20日(日)、21日(月)の消印有効
 志願書 :志願者本人が書く欄があるので注意
      ※その他、印鑑など忘れることの無いように
 
  判定 :1次、2次の結果を総合的に判断して合否を出す。
 
 1次試験:4教科
 2次試験:知識を問うための試験ではなく、質問に対して自分の
      考えをはっきりと答えられることをみる。
      面接はグループ面接はない
      体育は能力だけではなく、取り組む姿勢をみる。

※注意:募集資料の「募集のあらまし」
    学費欄の「所定の期日まで」とは2月29日午後4時まで
を指します。


※志願者数の昨年データ
1次試験実受験者数:男子752名  女子396名
     合格者数:  500名    156名

※募集要項は中等部事務室で販売中

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
当日の会場内について

当日は、中等部校舎にて展覧会が行われていました。
学年の日ごろの活動の紹介がされていたようです。  
服装は、ニット&パンツ、スカート、などのカジュアルなスタイルの参加者が多数。
子供の服装もトレーナー&パンツなど、いつも学校に通っていると思われる
スタイルが多数見受けられました。

以上

(編集員Y)

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posted by スタディ編集員 at 11:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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